サイト表示速度の改善方法|不要CSSを整理した実例と測定手順

2026.06.16
SEO・GEO対策

サイト表示速度を改善するときは、遅い箇所を測り、変更を一つずつ検証します。この記事では、ハッシンラボの2記事で不要CSSを整理した実例を紹介します。確認できたのはコード削減量と表示の保持です。速度や検索順位が改善したという測定結果ではありません。

実例:2記事の不要CSSを整理して比較した

CSSとは、文字の色や余白などを指定するコードです。例えば、削除した図解の装飾だけが本文に残る場合があります。2026年9月26日、当サイトの2記事で使用箇所を調べました。

対象記事 整理前の本文HTML 整理後 削減量
YouTubeハイプ記事 93,717バイト 25,866バイト 67,851バイト(約72.4%)
PR TIMES記事 34,496バイト 28,192バイト 6,304バイト(約18.3%)

出典:当サイト編集部の2026年9月26日作業記録。WordPressに保存する本文HTMLをUTF-8で数えた値です。画像・テーマ・外部スクリプトを含むページ全体や、圧縮後の通信量ではありません。

比較対象:YouTubeハイプ記事、PR TIMES記事。変更後にPC表示と390px幅で代表箇所を確認しました。全画面幅・全端末の検証ではありません。

検証した手順と、削除せず残したもの

  • 公開中の本文を取得し、CSSと本文の要素を照合しました。
  • YouTube記事の大型CSSは235規則に分けて確認しました。
  • 使用中の関連記事用7規則は、宣言と順序を保持しました。
  • 未使用120規則と、不正なセレクタ108規則を除去しました。
  • 本文、リンク、表、著者欄を保持しているか比較しました。
  • 公開後に見出しと関連記事などの表示を確認しました。

セレクタとは、装飾を適用する対象の指定です。例えば、関連記事のリンクだけを選ぶ名前です。今回はHTMLタグがCSSへ混入し、無効になっている指定もありました。無効な指定を修復して有効にすると、見た目が変わるため注意が必要です。

コード削減と表示速度は別に測る

本文HTMLが小さくなっても、読み込み時間が同じ割合で短くなるとは限りません。画像、サーバー応答、外部タグなど別の要因もあるためです。今回の作業では、速度改善率を測っていません。

PageSpeed Insightsでは、実際の利用者から集めたデータと、条件を設定して測るデータを区別します。前者は利用環境を含む傾向、後者は原因を調べる手掛かりになります。対象ページに実利用データがない場合もあります。出典:GoogleのPageSpeed Insights解説(2026年9月26日確認)。

PageSpeed Insightsで測る手順

  1. PageSpeed Insightsを開き、確認したいページのURLを入力します。
  2. 分析を実行し、モバイルとパソコンの結果を分けて確認します。
  3. 実利用データが表示されるか確認し、測定日と結果を保存します。
  4. 改善候補を一つ選び、変更内容を記録します。
  5. 同じURLと端末区分で再測定します。一度の点数だけで結論を出さず、条件とばらつきも確認します。

測定画面の項目が変わる場合は、現行の案内に従ってください。この操作手順の紹介は、今回の2記事で速度改善を実測したという意味ではありません。

原因に合わせて改善箇所を選ぶ

  • 画像が大きい場合:表示する大きさに合う寸法や形式を検討します。
  • サーバー応答が遅い場合:ホスティングやキャッシュの設定を確認します。ログイン時の個別情報を誤って共有しない設定が必要です。
  • JavaScriptの処理が重い場合:使っていない外部タグや機能を確認し、必要性を判断します。
  • CSSが多い場合:今回の例のように適用先を調べ、未使用部分から整理します。

出典:Googleのウェブ高速化ガイド。変更後は速度だけでなく、画像・メニュー・フォームなどの動作も確認します。

自社サイトで取り組む順番

段階 すること 残す記録
測定 対象URL・端末条件をそろえて測る 測定日・設定・結果
原因確認 画像・CSS・スクリプト・応答時間を調べる 改善対象と根拠
小さく変更 一つの変更を適用する 変更前のデータ・差分
確認 同じ条件で再測定し、実画面を見る 測定結果・表示・操作
継続 実利用データの変化も後日確認する 期間と他の変更内容

例えば、使われていない図解のCSSだけを整理するなら、画像やテーマまで同時に変えない方法があります。違いを比較しやすくし、表示が変わったときに原因を追えるようにするためです。

削除前に確認すること

  • PCとスマホで用途が違うCSSではないか。
  • メニューやタブを開いた時だけ使う指定ではないか。
  • 他の記事やテーマと共有しているファイルではないか。
  • 変更後も表、著者欄、リンクを操作できるか。
  • 後続の編集を消さずに戻せる記録があるか。

プラグインを入れるだけで解決すると決めず、原因に合わせて選びます。画像の最適化を調べたい場合は、WordPress画像最適化の解説も参考になります。導入前には現在の機能や利用条件を確認してください。

表示速度とSEOの関係

Googleはページ体験を検索で考慮する一方、良い指標だけで上位表示を保証していません。内容が検索した人の疑問に答えるかも確認します。出典:Googleのページ体験ガイド(2026年9月26日確認)。

よくある質問

CSSを72.4%減らすと、表示も72.4%速くなりますか?
そのようには判断できません。今回の72.4%は一記事の本文HTMLの削減率です。

同じコードを他サイトでも削除できますか?
適用先はサイトごとに違います。実際の本文と動作を照合して判断します。

実例だけで検索順位への効果が分かりますか?
分かりません。期間を置いたデータと、同時期の変更も含めた確認が必要です。

更新履歴・検証範囲

2026年9月26日更新。一般的な高速化の説明に、自社2記事のCSS整理を比較した検証記録を追加しました。測定単位・条件・未測定事項を明記しています。

飯塚昭博

この記事の著者

飯塚 昭博

Akihiro Iitsuka

コントリ株式会社 代表取締役

青山学院大学卒業後、自動車会社にて年間180億円規模の設備調達を担当。中小企業経営者の想いに触れる中でその価値を伝えることに使命を感じ、2023年独立。経営者インタビューメディア「コントリ」を運営し、100社以上の経営者を取材。SEO・AI活用・発信設計を通じて中小企業の「伝わる発信」を支援している。

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