EWWW Image Optimizerの設定方法と使い方|WordPress画像を自動最適化する手順

2026.07.05
SEO・GEO対策

WordPressのページ表示が遅い。画像ファイルが重くてPageSpeed Insightsのスコアが上がらない。そういった課題を持つ担当者の方に、今回はEWWW Image Optimizerをご紹介したいと思います。

本記事では、EWWW Image Optimizerのインストール手順・おすすめ設定・WebP変換の方法・トラブル対処法を順番に解説していきます。

EWWW Image Optimizerとは何か:機能と特徴

EWWW Image Optimizerは、WordPressサイトの画像を自動的に圧縮・最適化するプラグインです。有効化するだけで、新規アップロード画像の最適化が自動的に始まるのが特徴です。

プラグイン名WebP変換(無料)一括処理主な特徴
EWWW Image Optimizer対応対応国内利用実績が豊富・日本語サポートあり
Smush非対応(有料のみ)対応(50枚まで)UIが直感的・初心者向け
ShortPixel対応対応クレジット制・高品質圧縮に強い
Imagify対応対応月200MBまで無料・超過は有料
自然光が差し込む清潔なオフィスでWordPressを表示するノートパソコンのewwwな作業環境

WordPressで画像最適化が必要な理由(Core Web Vitals)

Googleはページ表示速度をランキング要因として明示しています。Core Web VitalsのLCP(Largest Contentful Paint)は、ページ内の最大コンテンツ要素が表示されるまでの時間を測定します。

多くのサイトでは、このLCPの原因が画像にあります。適切に最適化されていない画像は、読み込み時間を数秒単位で遅延させることがあります。モバイルユーザーが増加している現在、表示速度の改善はSEO対策と同時にユーザー体験向上にも直結するでしょう。

EWWW Image Optimizerの主な機能と無料・有料の違い

無料版でも十分な機能が揃っています。JPEG・PNG・GIF・WebPの圧縮処理、既存画像の一括最適化、新規アップロード時の自動処理が、すべて無料で利用可能です。

有料プラン(Exact Speed)では、クラウドベースの高品質圧縮・PDFの最適化・優先サポートが加わります。月額$10から利用できるため、商用サイトや大規模なWordPressサイトを運営している場合は検討の価値があるでしょう。

他プラグイン(Smush・ShortPixel)との比較

Smushは初心者向けで操作がわかりやすい点が特徴です。ただし無料版ではWebP変換に対応していないため、Core Web Vitals対策を重視するならEWWW Image Optimizerのほうが選択肢として合理的でしょう。

ShortPixelはクレジット制を採用しており、月ごとの処理量に上限があります。大量の画像を扱うメディアサイトや不動産系サイトには向いているかもしれません。日本語対応と無料範囲のバランスを考えると、ハッシンラボではEWWW Image Optimizerを標準推奨としています(コントリ株式会社・2024年)。

EWWW Image Optimizerのインストールと初期設定

インストールから初期設定まで、WordPress管理画面で完結します。難しい知識は不要で、5〜10分程度で基本的な設定が終わるでしょう。

インストール手順:WordPress管理画面からの操作

WordPress管理画面で「プラグイン」→「新規追加」を開いてください。検索ボックスに「EWWW Image Optimizer」と入力すると、プラグインが表示されます。「今すぐインストール」をクリックし、完了後に「有効化」を押します。

有効化すると設定ウィザードが起動します。初回は「基本設定を行う」を選択して進むのがよいでしょう。

基本設定:圧縮レベルと変換形式の選択

設定画面は「設定」→「EWWW Image Optimizer」からアクセスできます。基本設定タブでは次の項目を確認してください。

まず「中ロスレス」という圧縮レベルがデフォルトになっています。これはJPEGをロスレス(画質を落とさない)で圧縮する設定となります。より高い圧縮率を求める場合は「低ロッシー」を選択すると、画質を若干下げながらファイルサイズを大きく削減できます。

EWWW Image Optimizer 導入3ステップ

1
約2分
インストール
プラグイン管理から「EWWW Image Optimizer」を検索して有効化
2
約3分
基本設定
圧縮レベルを選択(写真はロッシー/図版はロスレス)
3
約2分
WebP有効化
「WebP変換を有効化」にチェック。.htaccessへの書き込みを確認

合計 約7分で Core Web Vitals 対策の基盤が完成

WebP変換の有効化と動作確認

WebP変換は「基本」タブの「WebP変換を有効化」にチェックを入れることで有効になります。有効化後、プラグインが.htaccessファイルに設定を書き込み、WebP対応ブラウザには自動的にWebP画像が配信されます。

動作確認はChromeの開発者ツールで行いましょう。「Network」タブを開いて画像のContent-Typeを確認します。「image/webp」と表示されれば正しく動作しています。

おすすめ設定と最適化オプションの詳細

初期設定のままでも動作しますが、少しの設定変更でさらに高い効果が得られます。

EWWW Image Optimizer おすすめ設定チェックリスト

設定が完了したらチェックを入れてください

4項目すべて設定済みなら
Core Web Vitals 対策の基盤が整っています

圧縮品質の設定:ロスレスとロッシーの使い分け

ロスレス圧縮は、画質を一切変えずにファイルサイズを削減する方式です。PNG画像のような図版・ロゴ・アイコンに向いています。

ロッシー圧縮は、人間の目に知覚しにくい部分を削除して圧縮する方式です。写真(JPEG)に向いており、画質の劣化がほとんどないまま30〜50%のサイズ削減が期待できます。

ブログ記事の差し込み写真にはロッシー、企業ロゴや商品画像にはロスレスを選ぶのが基本的な考え方となります。

既存画像を一括最適化する方法

管理画面の「メディア」→「一括最適化」から実行できます。「最適化されていない画像をスキャン」ボタンをクリックすると、未処理の画像一覧が表示されるでしょう。

「すべての画像を最適化」ボタンで処理が始まります。画像点数が多い場合は時間がかかるため、アクセスが少ない夜間に実行することをおすすめします。

除外設定:最適化しないほうがよい画像の指定

すべての画像を最適化する必要はありません。「除外」タブから特定のフォルダやファイル名パターンを指定できます。印刷用の高解像度データ・アーカイブ目的のファイルは除外設定に追加しておくとよいでしょう。

表示速度への効果:最適化前後の変化

EWWW Image Optimizerの導入効果を数値で把握するために、PageSpeed Insightsを活用してください。

PageSpeed Insightsで最適化効果を確認する手順

Google PageSpeed Insights(pagespeed.web.dev)にサイトURLを入力すると、Core Web VitalsのスコアとLCP・FID・CLSの詳細が表示されます。

EWWW Image Optimizer導入前に一度スコアを記録しておき、一括最適化完了後に再測定するとよいでしょう。変化が分かりやすくなります。

画像容量と表示速度の実測値(導入前後比較)

コントリが支援しているある地域密着型サービス業のWordPressサイトでは、EWWW Image Optimizer導入・WebP変換有効化後にモバイルのPageSpeed Insightsスコアが54→72に改善しました(コントリ株式会社支援先実績・2024年)。

画像の合計転送容量も2.4MBから1.1MBに削減されています。SEOの観点でも表示速度の改善は検索順位に影響するため、蓄積型のサイト資産として取り組む価値があるでしょう。

Core Web Vitals改善の全体手順(ハッシンラボ Premium)

よくあるトラブルと対処法

設定後に問題が起きた場合の対処方法を解説します。慌てず、原因を特定してから修正していきましょう。

WebP変換後に画像が表示されない場合の対処

WebP変換を有効にした後、一部の画像が表示されなくなるケースがあります。原因として多いのが.htaccessへの書き込み失敗となります。

対処法は2つあります。1つ目は、FTPクライアントで.htaccessの権限を644または666に変更し、再度WebP有効化を試みることです。2つ目は、「その他の設定」タブの「Rewrite規則を強制する」を有効にすることです。それでも解決しない場合はプラグインを一度無効化し、再有効化してください。

既存画像の一括処理でサーバー負荷が上がる場合

一括最適化はサーバーのCPUに一時的な負荷をかけます。共有サーバーではタイムアウトが発生することがあるでしょう。その場合は「高度な設定」タブの「並行スレッド数」を1〜2に下げると負荷が軽減されます。

また、一括処理を全画像一気に実行せず、フォルダ単位・年月単位で分割して実行するアプローチも有効でしょう。

無料版の制限と有料プランへのアップグレード判断基準

無料版でも日常的な運用には十分な機能があります。次のような場合に有料プランを検討してください。

月間アップロード量が多いメディアサイト、商品画像を大量管理するECサイト、PDFの最適化が必要な企業サイト、より細かい品質制御が必要なポートフォリオサイトがその代表例です。

WordPressのおすすめSEOプラグイン一覧(ハッシンラボ Premium)

ページ速度改善の優先順位と手順(ハッシンラボ Premium)

よくある質問

EWWW Image Optimizerは無料で使えますか?

はい、基本機能は無料で利用できます。JPEG・PNG・GIFの圧縮とWebP変換は無料版でも対応しています。有料のExact Speedプランでは、クラウド圧縮やより高品質な最適化が利用可能です。

EWWW Image Optimizerを導入するとサイトに影響はありますか?

設定が正しければ表示速度が改善します。ただしWebP変換を有効にした直後に画像が表示されないケースがあります。その場合は.htaccessへの書き込み権限を確認するか、WebPのリダイレクト設定を再確認してください。

すでにアップロードした画像も最適化できますか?

はい、「一括最適化」機能で既存の全画像を処理できます。管理画面の「メディア」→「一括最適化」から実行可能です。画像点数が多い場合はサーバー負荷を考慮し、時間帯を分けて実行することをおすすめします。

WebP変換とは何ですか?なぜ設定するのですか?

WebPはGoogleが開発した次世代画像フォーマットです。JPEGより25〜34%、PNGより26%程度ファイルサイズが小さくなります(Google公式データ)。Core Web VitalsのLCPスコア改善に直接影響するため、SEOを意識するなら必ず有効にしておくことをおすすめします。

EWWW Image Optimizerと他の画像最適化プラグインの違いは何ですか?

主な競合はSmush・ShortPixel・Imagifyです。EWWW Image Optimizerは国内での利用実績が多く、日本語サポートが充実しています。無料版でWebP変換まで対応している点が特徴です。Smushは無料版でWebP非対応、ShortPixelはクレジット制課金が特徴です。

EWWW Image Optimizerは、WordPressサイトのCore Web Vitals対策として取り組みやすいツールのひとつです。設定に難しい知識は不要で、インストールするだけでも一定の効果が得られます。まずは無料版を試してみてください。継続的な発信基盤の整備として、ページ速度の改善は長期的な資産になります。

飯塚昭博

この記事の著者

飯塚 昭博

Akihiro Iitsuka

コントリ株式会社 代表取締役

青山学院大学卒業後、自動車会社にて年間180億円規模の設備調達を担当。中小企業経営者の想いに触れる中でその価値を伝えることに使命を感じ、2023年独立。経営者インタビューメディア「コントリ」を運営し、100社以上の経営者を取材。SEO・AI活用・発信設計を通じて中小企業の「伝わる発信」を支援している。

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