Zoom議事録をAIで自動化する方法|連携設定と使い方の完全ガイド

2026.06.10
AI活用ガイド

「Zoom会議の議事録を毎回手作業で作っている。AIで自動化できないか」。中小企業の発信担当者から、こうした相談を頂きます。

結論から言うと、Zoom議事録のAI自動化には「Zoom標準機能」と「外部ツール連携」の2つの方法があります。まず試すならZoom標準のAI Companion、高度な機能が必要なら外部ツール。自社の必要に応じて選べば、議事録作成の手間が大きく減ります。私自身、ハッシンラボ Premium の運営でZoom会議の議事録自動化を実践し、その効果を実感しています。

本記事では、自動化の2つの方法、Zoom標準機能の使い方、外部ツール連携、設定手順、効率化Tips、注意点とセキュリティ、発信資産化を順に解説します。お役に立てれば嬉しく思います。

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ZoomでAI議事録を自動化する2つの方法

Zoomで議事録をAI自動化するには、大きく2つの方法があります。Zoom標準機能を使う方法と、外部ツールを連携する方法です。中小企業の発信担当者が自社に合う方法を選べるよう、まず全体像を整理します。

Zoom議事録AI自動化の2方法
方法1
Zoom標準 AI Companion
手軽さ高(追加ツール不要)
コスト追加なし
機能文字起こし・要約
向く人まず試したい企業
方法2
外部ツール連携
手軽さ中(連携設定が必要)
コスト無料〜有料
機能高度な要約・日本語精度
向く人本格活用したい企業

方法1|Zoom標準のAI Companionを使う

1つ目は「Zoom標準のAI Companion」を使う方法です。AI Companionとは、Zoomに搭載されたAIアシスタント機能のことです。

会議の文字起こしや要約を、追加ツールなしで自動生成できます。Zoomを使っている企業なら、まず試すのに最も手軽な方法です。

方法2|外部AI議事録ツールを連携する

2つ目は「外部AI議事録ツールを連携」する方法です。Notta・tl;dvなどの専用ツールをZoomと連携させます。

標準機能より高度な要約・日本語精度・他ツール連携が得られます。より本格的に議事録を活用したい中小企業に向きます。

2つの方法の使い分け

使い分けの基本は「まず標準機能、物足りなければ外部ツール」です。Zoom標準のAI Companionで試し、機能が足りなければ外部ツールを検討します。

いきなり外部ツールを契約する必要はありません。段階的に進めるのが、中小企業にとって現実的な進め方です。

Zoom標準のAI議事録機能(AI Companion)の使い方

Zoomには標準でAI議事録機能が用意されています。追加ツールなしで使えるため、まず試したい中小企業に向きます。基本的な使い方を整理します。

Zoom AI Companionでできること
1
文字起こし
会議の発言を自動でテキスト化。手作業の議事録作成を大幅に時短。
2
要約
会議内容を自動要約。終了後すぐに議事録のたたき台が手に入る。
3
要点抽出
決定事項・次のステップを抽出。会議の要点が整理される。

AI Companionでできること

AI Companionでは、主に「文字起こし・要約・要点抽出」ができます。会議の発言をテキスト化し、要約を自動生成します。

会議後すぐに議事録のたたき台が手に入ります。手作業での議事録作成と比べ、大幅な時短になります。

有効化の基本手順

有効化はZoomの設定画面から行います。アカウント設定でAI Companionを有効にし、会議中にミーティング要約機能をオンにします。

プランによって利用条件が異なるため、自社のZoomプランで使えるかを確認します。詳細な手順はZoom公式のヘルプを参照するのが確実です。

Zoom標準機能の長所と制約

長所は「追加コストなし・連携不要」。Zoomを使っていれば、すぐに始められます。

一方、制約として日本語の要約品質や細かいカスタマイズは外部専用ツールに譲る場面があります。まず標準で試し、必要に応じて外部ツールへ、という判断が現実的です。

外部AIツールをZoomに連携する方法

より高度な機能が必要なら、外部のAI議事録ツールをZoomに連携します。中小企業がよく使う連携方法を整理します。

外部ツール連携の2方式
方式A:クラウド録画から自動取り込み
Zoom会議を
クラウド録画
録画を
文字起こしツールへ
自動で
議事録生成
方式B:ボット参加で録音(Notta・tl;dv等)
ボットが
会議に参加
リアルタイム
録音・文字起こし
終了後すぐ
議事録が届く

クラウド録画から自動取り込みする方法

1つ目は「クラウド録画から自動取り込み」です。Zoomのクラウド録画機能で会議を録画し、その録画を文字起こしツールに取り込みます。

会議中にツールを意識する必要がなく、終了後に自動処理されます。録画を残す運用の企業に向いた方法です。

ボット参加で録音する方法(Notta・tl;dv等)

2つ目は「ボット参加で録音」する方法です。Notta・tl;dvなどのボットを会議に参加させ、リアルタイムで録音・文字起こしします。

会議終了後すぐに議事録が届きます。リアルタイム性を重視する企業に向いた方法です。

連携時に確認すべきポイント

連携時は「Zoomプランとツールの対応状況」を確認します。プランによって録画機能やAPI連携の可否が異なります。

加えて、データの取扱い・セキュリティも確認します。外部ツールに会議データを渡すため、データの保管場所・学習利用の有無をチェックします。

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Zoom議事録AI自動化の設定手順

Zoom議事録のAI自動化を始める具体的な設定手順を提示します。今日からすぐ実践できる流れです。

Zoom議事録AI自動化の設定3ステップ
1
録画・文字起こし設定を確認
クラウド録画とAI Companionが有効か確認。自社プランで何が使えるか把握。
2
AIツールを選び連携する
標準で十分ならそのまま、必要ならNotta・tl;dvを連携。無料から試す。
3
テスト会議で動作確認
本番に近い条件で精度・要約品質・使い勝手を確認。設定を調整。

ステップ1|録画・文字起こし設定を確認

まず「録画・文字起こし設定を確認」します。Zoomの設定で、クラウド録画とAI Companionが有効になっているかを確認します。

自社のプランで何が使えるかを把握するのが第一歩です。標準機能で足りるか、外部ツールが必要かもここで判断します。

ステップ2|AIツールを選び連携する

次に「AIツールを選び連携」します。標準のAI Companionで十分ならそのまま、外部ツールが必要ならNotta・tl;dvなどを連携します。

外部ツールは無料プランから試せるものが多いです。まず無料で試してから本契約に進むのが堅実です。

ステップ3|テスト会議で動作確認

最後に「テスト会議で動作確認」します。実際の会議に近い条件でテストし、精度・要約品質・使い勝手を確認します。

本番前にテストすることで、当日のトラブルを防げます。問題があれば設定を調整し、安定運用に持っていきます。

Zoom議事録を効率化する実践Tips

ハッシンラボ Premium が実践している、Zoom議事録を効率化する実践Tipsを紹介します。精度と使い勝手を上げる工夫です。

参加者名を正しく設定して話者分離を上げる

「参加者名を正しく設定」すると、話者分離の精度が上がります。Zoomの表示名を本名にしておくと、「誰が話したか」が議事録に正確に反映されます。

数秒の設定で議事録の実用性が高まります。複数人会議では特に効果的です。

重要会議だけAI議事録を使う

「重要会議だけAI議事録を使う」のも効率化のコツです。すべての会議で使うのではなく、議事録が必要な会議に絞ります。

外部ツールの無料枠を有効活用でき、整理する議事録も必要なものだけになります。メリハリをつけた運用が現実的です。

議事録テンプレを用意しておく

「議事録テンプレを用意」しておくと、AI生成後の整形がスムーズです。決定事項・宿題・次回予定などの枠を決めておきます。

AIの要約をテンプレに流し込むだけで、整った議事録が完成します。会議の種類ごとにテンプレを用意すると、さらに効率的です。

Zoom議事録AI利用時の注意点とセキュリティ

Zoom議事録のAI自動化には、録画・録音という固有の注意点があります。中小企業が押さえるべき注意点とセキュリティを整理します。

参加者への録画・文字起こしの事前同意

最も重要なのが「参加者への事前同意」です。会議冒頭で「AIで議事録を作成する」旨を伝え、参加者の同意を得ます。

Zoomは録画時に通知が出ますが、加えて口頭で伝えると丁寧です。特に社外関係者を含む会議では、事前同意を必ず行います。

録画データの保管・削除ルール

「録画データの保管・削除ルール」を決めます。Zoomクラウド録画は容量制限があり、機密情報も含まれます。

保管期間を決め、不要になったら削除する運用を整えます。機密性が高い会議の録画は、特に管理を徹底します。

外部ツール連携時のデータ取扱い

外部ツールを連携する場合は「データ取扱い」を確認します。会議データを外部に渡すため、保管場所・学習利用の有無・国内データセンター対応を確認します。

顧客情報を扱う会議では、セキュリティ要件を満たすツールを選びます。連携の手軽さだけで選ばないのが鉄則です。

Zoom議事録を発信資産に変える

Zoom議事録は、会議記録にとどまらず発信資産になります。蓄積型発信の発想で、Zoom議事録を活かす視点を提示します。

Zoom議事録の発信資産化サイクル
1
セミナー記録をコンテンツ化
Zoom開催セミナーを文字起こしし記事化。一度の登壇を記事資産に。
2
顧客との対話を事例素材に
商談・ヒアリングの生の声を事例コンテンツへ。事前同意を得て活用。
3
組織知を構築する
Zoom議事録を継続蓄積し検索可能な組織知に。AI時代に活きる発信資産へ。

オンラインセミナーの記録をコンテンツ化

「オンラインセミナーの記録」を文字起こしし、記事化できます。Zoomで開催したセミナーの内容を、そのままオウンドメディア記事に転用します。

一度の登壇を、繰り返し参照される記事資産に変えられます。発信の効率を大きく高める活用法です。

顧客との対話を事例素材に

Zoomでの「顧客との対話」を文字起こしし、事例コンテンツに転用できます。商談やヒアリングの生の声は、説得力の高い素材です。

ただし顧客情報の取扱いには事前同意が必須です。同意を得た上で、信頼性の高いコンテンツに活かします。

蓄積による組織知の構築

最終的には「蓄積による組織知の構築」を目指します。Zoom議事録を継続的に蓄積すると、検索可能な組織知になります。

ハッシンラボ Premium が掲げる蓄積型発信と同じく、会議記録の積み重ねが、AI時代に活きる発信資産を育てます。Zoom議事録のAI自動化は、その第一歩です。

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よくある質問(FAQ)

Q. Zoomには標準でAI議事録機能がありますか?

あります。Zoomの「AI Companion」という機能で、会議の文字起こしや要約を自動生成できます。プランによって利用条件が異なるため、自社のZoomプランで使えるかを確認してください。追加ツールなしで始められるため、まず試すのに向いています。

Q. Zoom標準機能と外部ツールはどちらがいいですか?

まず試すならZoom標準のAI Companion、高度な要約・日本語精度・他ツール連携が必要なら外部ツール(Notta・tl;dvなど)がおすすめです。標準機能で物足りなければ外部ツールを検討する、という段階的な進め方が現実的です。

Q. ZoomにAI議事録ツールを連携する方法は?

主に2つあります。1つはZoomのクラウド録画から自動で文字起こしツールに取り込む方法、もう1つはボットを会議に参加させて録音する方法(Notta・tl;dvなど)です。自社のZoomプランと使いたいツールの対応状況に合わせて選びます。

Q. Zoom議事録のAI自動化で気をつけることは?

参加者への録画・文字起こしの事前同意が最も重要です。会議冒頭で「AIで議事録を作成する」旨を伝え、同意を得ます。加えて録画データの保管期間ルール、外部ツール連携時のデータ取扱いも確認してください。社外関係者を含む会議では特に注意が必要です。

Q. Zoom議事録の精度を上げるには?

参加者名を正しく設定すると話者分離の精度が上がります。また、一人ずつ話す・外付けマイクを使う・専門用語を辞書登録する(外部ツールの場合)も効果的です。オンライン会議は回線や雑音の影響を受けやすいため、録音環境の改善が精度向上に直結します。

飯塚昭博

この記事の著者

飯塚 昭博

Akihiro Iitsuka

コントリ株式会社 代表取締役

青山学院大学卒業後、自動車会社にて年間180億円規模の設備調達を担当。中小企業経営者の想いに触れる中でその価値を伝えることに使命を感じ、2023年独立。経営者インタビューメディア「コントリ」を運営し、100社以上の経営者を取材。SEO・AI活用・発信設計を通じて中小企業の「伝わる発信」を支援している。

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