「Geminiを使ってみたいけれど、何から始めればいいのか分からない」。発信担当の方から、このご相談をよくいただきます。画面を開いてはみたものの、何を頼めば仕事が楽になるのか見えないまま閉じてしまう。多くの企業様が、最初にこの壁で止まっています。
Geminiの使い方は、3段階で押さえられます。「アカウントで始める」「指示を書く」「業務を1つ任せる」の順です。無料版でも、文章作成・要約・調査・画像生成まで一通り試せます(Gemini公式 プラン比較)。慣れてきたら、2026年9月に登場した「Skills」で定型業務を仕組みにするのが次の一手です。
本記事では、2026年10月時点の画面をもとに、始め方・基本操作・指示の書き方を解説します。そのうえで、発信担当者がそのまま使える業務での活用7例、料金プランの違い、社内で決めたいルールまで順に紹介します。明日からの業務に、1つでも取り入れていただければ嬉しく思います。
Geminiとは|2026年10月時点でできることを整理
Geminiとは、Googleが提供する対話型の生成AIです。生成AIとは、指示(プロンプト)に応じて文章や画像を新しく作り出すAIのことです。例えば「取引先へのお礼メールを書いて」と頼むと、数秒で文面の下書きが返ってきます。
Geminiでできる主な作業
Geminiでできる作業は、大きく5つに分けられます。文章の作成と書き換え、長い資料の要約、Web調査、画像の生成、そしてGoogleのサービスとの連携です。
調査では「Deep Research」が使えます。Deep Researchとは、Geminiが多くのWebサイトを読み、結果をレポートにまとめる機能のことです。例えば「同業他社のオウンドメディアの傾向」を頼むと、出典つきの調査メモが返ってきます。
画像の生成には「Nano Banana 2」という画像モデルが使われています(Google AI プラン公式)。文字入りの図解やインフォグラフィックにも対応しています。
ChatGPTとの違いはGoogleサービスとの連携
ChatGPTとの一番の違いは、GmailやGoogleドライブなどとつながる点です。普段からGoogleのサービスで仕事をしている会社なら、Geminiのほうが手間なく使い始められます。
私たちコントリも、社内のメールと資料をGoogle Workspaceで管理しています。そのため、資料をドライブから直接読み込ませて要約できるのは、日々の作業でありがたい点です。料金や性能の比較は、別記事で詳しく解説しています。「ChatGPT・Claude・Gemini比較|料金と選び方」もご覧ください。
Geminiの始め方|パソコン・スマホで使うまでの3ステップ
GeminiはGoogleアカウントがあれば、無料ですぐに始められます。パソコンならブラウザかアプリ、スマホならアプリから使います。仕事で使うときは、どのアカウントで入るかを最初に決めるのがコツです。
始めるまでの流れは、次の3ステップです。
パソコン(ブラウザ・Windows/Macアプリ)で始める
パソコンでは、ブラウザで「gemini.google.com」を開き、Googleアカウントでログインします。画面下の入力欄に指示を書けば、すぐに使い始められます。
2026年9月10日には、Windows向けのGeminiアプリも登場しました。キーボードの「Alt+Space」で、作業中の画面からいつでも呼び出せます(Geminiアプリ リリースノート)。Macにもアプリがあるため、ブラウザを行き来する手間を減らしたい方は試す価値があります。
スマホ(iPhone・Android)で始める
iPhoneはApp Storeから「Google Gemini」アプリを入れます。AndroidではGeminiアプリ、またはGoogleアプリから使えます。
スマホの強みは、移動中に声で頼めることです。例えば商談の帰り道に「今日の打ち合わせの要点を3行でまとめたい」と話しかければ、会社に戻る前に下書きが手元に残ります。同じアカウントなら、パソコンとスマホで履歴も共通です。
個人アカウントと会社アカウントを使い分ける
仕事で使うなら、個人のアカウントと会社のアカウントを分けて考えることが欠かせません。会社のアカウントとは、Google Workspaceのアカウントのことです。Google Workspaceは、Gmailやドライブを会社単位で契約する法人向けサービスです。
この2つは、入力した情報の扱いが違います。個人アカウントでは、会話の一部が人のレビュアーに確認される場合があると公式に案内されています(Gemini アプリのプライバシー ハブ)。社外秘の情報を扱う業務は、会社のアカウントで使うと決めておくと安心です。詳しくは後半のルールの章で触れます。
基本操作と指示の書き方|モデル選択・ファイル添付・プロンプト
Geminiの基本操作は、入力欄に指示を書いて送るだけです。そこに「モデルの切り替え」「ファイルの添付」「指示の4要素」の3つを加えると、業務で使える幅が一気に広がります。
モデルはFlash-Lite・Flash・Proの3種類から選ぶ
Geminiでは、Flash-Lite・Flash・Proの3つのモデルから選べます(Gemini アプリ ヘルプ)。モデルとは、AIの頭脳にあたる部分のことです。切り替えは、入力欄の中にあるモデル名をクリックして行います。
使い分けの目安は次のとおりです。Flash-Liteは要約やアイデア出しなど日常の作業向け。Flashは速さと賢さのバランス型です。Proは最も高性能で、複雑な分析や長い資料の読み込みに向いています。
さらに「思考レベル」も選べます。標準思考と拡張思考があり、拡張にすると時間をかけて考えてから答えます(Gemini アプリ ヘルプ)。以前の「高速モード・思考モード・Pro」という表示から変わっているので、古い解説を見て迷った方はここを押さえてください。
| モデル | 向いている作業 | 業務の例 |
|---|---|---|
| Flash-Lite | 日常の要約・アイデア出し | メールの要約、キャッチコピー案出し |
| Flash | 速さと精度のバランス型 | 記事の構成案、議事録づくり |
| Pro | 複雑な分析・長い資料の読み込み | 競合調査の整理、数値データの分析 |
ファイルを添付して読み込ませる
入力欄の「+」ボタンから、ファイルや画像を添付できます。PDFの資料、Excelの表、写真などを読み込ませて「要点を5つに絞って」と頼めます。Googleドライブに保存した資料を、そのまま選べるのも便利な点です。
例えば、展示会でもらったパンフレットを撮影して添付し、「自社サービスとの違いを表にして」と頼む使い方があります。読み込める容量や本数はプランで変わるため、大きな資料を扱う前にヘルプで確認しておきましょう。
音声入力とGemini Liveで話しながら使う
文字を打つのが手間なときは、マイクのボタンで音声入力ができます。さらに「Gemini Live」を使うと、電話のように会話しながら考えを整理できます。Gemini Liveとは、Geminiと声でやり取りを続けられる機能のことです。
私は記事の企画を練るとき、歩きながらGemini Liveに話しかけることがあります。頭の中のまとまらない考えを声に出すと、Geminiが質問を返してくれるので、構成の骨組みが自然と固まっていきます。
伝わる指示は役割・目的・条件・出力形式の4要素
Geminiの答えの質は、指示の具体性で大きく変わります。役割・目的・条件・出力形式の4つをそろえるだけで、手直しの手間が目に見えて減ります。プロンプトとは、AIへの指示文のことです。
例えば「ブログの構成を考えて」だけでは、一般的な答えしか返ってきません。次のように4要素を入れて頼むと、すぐに使える形で返ってきます。
一度で完璧を目指す必要はありません。返ってきた答えに「もっと短く」「表にして」と追加で頼めば、会話の流れの中で磨かれていきます。指示の型をもう少し深く知りたい方は「プロンプトエンジニアリングの中小企業実践」も参考になります。
業務で使うGeminiの使い方7例|発信担当者の実務に落とし込む
Geminiを業務に定着させる近道は、毎週発生する作業を1つ選んで任せることです。ここでは、中小企業の発信担当者がそのまま使える7つの例を紹介します。指示文の例を添えているので、自社の内容に置き換えて試してください。
1メールの下書き
2議事録づくり
3記事の構成案
4競合・市場の調査
5SNS用の画像
6資料のたたき台
7社内資料に質問
例1:お客様へのメール文面の下書き
最初に試しやすいのが、メールの下書きです。次のように頼みます。
展示会でご挨拶した〇〇株式会社の〇〇様へ、お礼メールを書いてください。
来月発売の新製品の案内も一言添えてください。
300字以内、丁寧だが堅すぎない文面でお願いします。
ポイントは、相手との関係と伝えたいことを1つずつ書くことです。下書きができたら、自分の言葉を一文足してから送るのがおすすめです。AIの文面に担当者の一言が入るだけで、受け取る側の印象は大きく変わります。メールでのAI活用は「AIでビジネスメールを作成する方法」でも詳しく紹介しています。
例2:会議の録音・メモから議事録を作る
会議の録音ファイルや手書きメモの写真を添付し、次のように頼みます。録音を聞き直す時間がなくなり、会議後すぐに共有できます。
添付は本日の営業会議の録音です。
議事録を作ってください。
決定事項・担当者・期限を表にまとめ、最後に次回までの宿題を箇条書きにしてください。
議事録の形は、あらかじめ決めておくと毎回そろいます。例えば「冒頭に会議名と日付、次に決定事項、最後に宿題と期限」という順番です。この型を後で紹介するSkillsに保存すれば、誰が頼んでも同じ形の議事録が返ってきます。
注意したいのは、固有名詞や数字の聞き間違いです。社名や金額は、元の録音やメモと照らし合わせてから共有しましょう。録音を使う場合は、参加者に一言断っておくのが社内外の信頼を守るマナーです。
例3:ブログ記事の構成案を作る
発信担当者にとって効果が大きいのが、記事の構成づくりです。次のように頼みます。
あなたは中小企業向けメディアの編集者です。
読者は従業員50名ほどの会社の総務担当者です。
テーマは「社内報の始め方」です。
見出しを6つ出し、各見出しで伝える結論を一行で添えてください。
返ってきた構成案には「この見出しは読者の悩みに答えていますか?」と問い返してみてください。Gemini自身が弱い部分を指摘し、見出しを入れ替えてくれます。
構成案はあくまで出発点です。自社の事例や現場の声を見出しに足すと、AIだけでは書けない記事に育ちます。一次情報を重ねた記事は、検索でもAIの回答でも引用されやすく、長く読まれる資産になります。
例4:Deep Researchで競合・市場を調べる
Deep Researchは、調べものにかかる時間を大きく減らせる機能です。入力欄の「ツール」から「Deep Research」を選びます。そのうえで「関東の工務店のオウンドメディアの傾向」のように頼みます。
Geminiはまず調査計画を示し、了承すると数分かけて多数のサイトを読みます。完成したレポートには出典のリンクがつきます。計画の段階で「中小企業の事例を中心に」「2025年以降の情報に絞って」と注文をつけると、欲しい内容に近づきます。
レポートはGoogleドキュメントに書き出せるので、社内での共有もスムーズです。大事な数字は、出典元を開いて確かめてから使いましょう。
例5:SNS投稿用の画像を作る
「春の新商品を紹介するInstagram用の画像。明るい店内、木のテーブルに商品を置いた写真風」のように頼むと、画像が生成されます。文字入りの告知画像も作れるのが、Nano Banana 2の強みです。
うまくいくコツは、写真の雰囲気を言葉で細かく伝えることです。「朝の自然光」「背景は少しぼかす」「緑を基調に」のように、色や光を指定すると狙いに近づきます。気に入らない部分は「背景だけ白に変えて」と部分的に直せます。
ただし、実在の人物や他社のロゴに似た画像は避けてください。商品そのものは、実物の写真を使うのが誠実な発信です。生成画像は、背景やイメージカットに使うと失敗がありません。
例6:Canvasで資料やLPのたたき台を作る
Canvasとは、Geminiと一緒に文書やWebページを作り込める編集画面のことです。入力欄の「ツール」から「Canvas」を選び、「新サービス紹介の1枚資料を作って」と頼みます。すると、右側に編集できる文書が開きます。
気になる段落だけ選んで「もっと具体的に」と直せるので、一から書き直す必要がありません。完成した文書はGoogleドキュメントに書き出せます。
Canvasは、Webページの試作にも使えます。例えば「イベント告知ページのたたき台」を頼むと、画面のイメージがその場で表示されます。制作会社に依頼する前に、載せたい内容を社内でそろえる道具として役立ちます。
例7:Gemini Notebookで社内資料に質問する
Gemini Notebookは、2026年7月16日にNotebookLMから名前が変わったサービスです(Google Workspace Updates)。登録した資料だけを根拠に答えてくれる点が特徴です。
例えば、過去の記事・会社案内・取材メモを登録しておけば、「過去に書いた採用関連の記事で、よく出てくる社員の声は?」と質問できます。資料が増えるほど答えが豊かになる仕組みで、まさに蓄積した発信が力を発揮する使い方です。
Skills(スキル)で定型業務を仕組みにする|Gemsからの移行も確認
2026年9月30日、よく使う指示を保存して繰り返し使える「Skills」がGeminiに登場しました(Geminiアプリ リリースノート)。毎回同じ指示を書く手間がなくなり、担当者が変わっても同じ品質で業務を回せます。
Skillsとは|保存した指示を「/」で呼び出す機能
Skillsとは、Geminiに特定の作業のやり方を教えておく「再利用できる指示のセット」です。チャットの中で「/」に続けてスキル名を入力すると呼び出せます。指示に合うスキルを、Geminiが自動で使ってくれることもあります(gihyo.jp)。
作り方は3通りです。Geminiと会話しながら作る方法と、指示を手で入力する方法。そして、他のツールで作った「SKILL.md」形式のファイルを取り込む方法です。有料プランでなくても使えますが、アクティビティの保存をオンにしておく必要があります(同記事)。
発信業務で作っておきたいSkillsの例
Skillsは複数を組み合わせて使えます。例えば「自社の文体ルール」と「ブログ記事の構成」の2つを同時に使えば、毎回のブレが減ります。
私は実際に、文体ルールや表記の決まりを指示文として保存し、AIに読ませる運用をしています。最初にルールを渡すだけで、直しの手間がはっきり減りました。
中でも効果が大きいのは、自社の文体ルールです。「です・ます調」「一文は60字以内」「使わない表現」などをまとめておくと、誰が頼んでも会社らしい文章で返ってきます。担当者の頭の中にあったノウハウを、会社の資産として残せる点がSkillsの本当の価値です。
Gemsを使っている場合の移行スケジュール
これまで指示の保存に使われてきた「Gems」は、Skillsに置き換わります。移行は自動で、個人は2026年11月、Workspaceの企業アカウントは2027年3月までが目安です(gihyo.jp)。
既存のGemsはそれまで使えるので、慌てて作り直す必要はありません。ただ、移行後に動きが変わっていないかは確かめましょう。よく使うGemsの指示文を、今のうちにメモに控えておくと安心です。
GmailやGoogleドキュメントでの使い方と料金プランの違い
Geminiは単体のアプリだけでなく、GmailやGoogleドキュメントの中でも使えます。ただし、使える範囲は契約しているプランで変わります。料金とあわせて確認しておくと、無駄な契約をせずに済みます。
Gmail・ドキュメントの中でGeminiを使う
Gmailでは、画面右上のGeminiのアイコンから、長いメールのやり取りを要約したり、返信の下書きを作ったりできます。Googleドキュメントやスプレッドシートでも、同じように文章の下書きや表の整理を頼めます。
普段の作業画面から離れずに使えることが、定着の決め手です。別のアプリを開く手間がないため、「気づいたら毎日使っていた」という状態をつくりやすくなります。
個人向けプランの料金と違い(比較表)
個人向けには、無料版と3つの有料プランがあります。違いは主に、利用上限・使える機能・ストレージ容量です。2026年10月時点の公式情報を表にまとめました。
| プラン | 月額 | 利用上限の目安 | ストレージ | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| 無料 | 0円 | 標準 | 15GB | まず試したい人 |
| Google AI Plus | 725円 | 無料版の2倍 | 400GB | 毎日少しずつ試したい人 |
| Google AI Pro | 2,900円 | 無料版の4倍 | 5TB | 業務の中心で使う人 |
| Google AI Ultra | 14,500円〜32,000円 | Proの最大20倍 | 20TB〜 | 動画生成を多用する制作チーム |
※出典:Gemini公式 プラン比較、Google AI プラン公式(2026年10月4日確認)。料金は改定されることがあるため、契約前に公式ページで確認してください。
利用上限は、5時間ごとにリセットされる仕組みです。週ごとの上限もあります(Gemini アプリ ヘルプ)。無料版で上限に達しても、Flash-Liteでは会話を続けられます。まずは無料版で1か月使い、上限に当たる頻度を見てから課金を判断するのが現実的です。
会社で使うならGoogle Workspaceも選択肢
会社でGoogle Workspaceを契約している場合は、追加料金なしでGeminiが使えます。ただし、プランによって範囲が違います。年契約の月額(税別・1人)は、Business Starter800円、Standard1,600円、Plus2,500円です(Google Workspace 料金ページ・2026年10月確認)。
注意したいのは、Business Starterの範囲です。GmailのGeminiは使えても、ドキュメントやスプレッドシートでは使えません(同ページ)。資料づくりでGeminiを使いたいなら、Standard以上が目安になります。
会社でGeminiを使う前に決めておきたい3つのルール
Geminiは便利な一方、入力した情報の扱いを知らずに使うと思わぬトラブルにつながります。導入初日に3つのルールを決めておけば、社内の誰もが安心して使い続けられます。
個人アカウントでは機密情報を入力しない
個人アカウントでアクティビティの保存をオンにしていると、会話の一部が人のレビュアーに確認されることがあります。Google自身も、見られたくない機密情報は入力しないよう呼びかけています(Gemini アプリのプライバシー ハブ)。
会話の保存期間は標準で18か月です。保存をオフにしても、72時間はアカウントに残ります(同ページ)。一方、Google Workspaceで使う場合は事情が違います。入力内容が組織の外でAIの学習に使われることはないと案内されています(Google Workspace 生成AIプライバシー ハブ)。顧客名や未公開の数字を扱うなら、会社のアカウントに限定しましょう。
生成された内容は人が事実確認する
Geminiの答えには、もっともらしい誤りが混ざることがあります。特に数字・社名・制度名は、元の情報源を開いて確かめるまで外に出さないのが鉄則です。
私たちも記事制作でAIを使っていますが、数字と固有名詞は人が出典を開いて確認する工程を外していません。ひと手間に見えて、信頼を守る一番の近道です。社内での確認体制は「生成AIの情報漏洩対策|中小企業が今日から実行する5つの社内ルール」も参考にしてください。
使い方を共有して社内に蓄積する
最後のルールは、うまくいった使い方を社内で共有することです。担当者一人の工夫で終わらせず、指示文や手順を共有メモやSkillsに残していきます。
使い方の記録が積み上がると、新しく入った人も同じ品質で業務を回せるようになります。一時的な効率化ではなく、会社の資産として残る仕組みづくり。これが、AI活用を長続きさせる鍵です。社内規程まで整えたい方は「生成AIガバナンス社内規程の作り方」が役立ちます。
よくある質問(FAQ)
Q1. Geminiは無料でどこまで使えますか?
Googleアカウントがあれば無料で使えます。2026年10月時点の公式案内では、無料版でも主要な機能が使えます。Flashモデル、上限つきのProモデル、画像の生成と編集、Deep Researchです(Gemini公式 プラン比較)。上限に達したら、時間をおいて再開するか有料プランを検討します。
Q2. GeminiとChatGPTはどちらを使えばよいですか?
GmailやGoogleドキュメントを日常的に使っている会社なら、Geminiのほうが連携の手間が少なく済みます。料金や性能の詳しい比較は「ChatGPT・Claude・Gemini比較」で整理しています。
Q3. 仕事の情報をGeminiに入力しても大丈夫ですか?
個人アカウントでは、アクティビティを保存していると会話の一部が人のレビュアーに確認されることがあります(Gemini アプリのプライバシー ハブ)。顧客情報や未公開情報は入力しないか、会社で契約したGoogle Workspaceのアカウントで使いましょう。
Q4. Gemsは使えなくなりますか?
GemsはSkillsに置き換わる予定です。自動移行の時期は、個人が2026年11月から、Workspaceの企業アカウントが2027年3月までと報じられています(gihyo.jp)。それまでは既存のGemsを使い続けられます。
Q5. Geminiはスマホでも使えますか?
使えます。iPhoneはApp StoreのGeminiアプリを使います。AndroidはGeminiアプリかGoogleアプリから利用できます。パソコンとスマホで同じGoogleアカウントに入れば、チャットの履歴も共通で見られます。
Q6. 「高速モード」「思考モード」が見当たりません。
現在のGeminiは、Flash-Lite・Flash・Proからモデルを選ぶ形です。必要に応じて思考レベルも切り替えます(Gemini アプリ ヘルプ)。入力欄の中のモデル名をクリックすると、選択肢が表示されます。
まとめ|まずは1つの業務からGeminiを使い始める
Geminiの使い方は、始め方・基本操作・指示の書き方の3つを押さえれば、業務で十分に役立ちます。無料版でも主要な機能を試せるので、まずは毎週発生する作業を1つ選んで任せてみてください。
慣れてきたら、うまくいった指示をSkillsに保存しましょう。担当者の工夫が会社の仕組みとして残り、使うほど業務が軽くなっていきます。日々の発信も同じで、積み重ねたものが半年後・1年後の資産になります。
AIで生まれた時間を、自社にしか書けない一次情報の発信に回す。そんな使い方こそ、中小企業がGeminiを活かす道です。発信の積み上げ方については「蓄積型発信とは何か」もあわせてご覧ください。