Claude Designとは?プロンプト入力だけでスライド・LP・資料が作れるAIツール【2026年最新】

AIツールニュース

「提案資料を作りたいけど、デザインのセンスがない」「SNS用のバナーやWebページを外注するほどでもないが、自分では作れない」——そんな悩みを抱える発信担当者の方は多いのではないでしょうか。

Claude Designは、文章を入力するだけでスライド・ランディングページ・マーケティング素材などを自動生成できるAIツールです。2026年4月17日にAnthropic(アンソロピック)社がリリースし、デザインスキルがなくても、プロに近いビジュアル制作を可能にします。この記事では、Claude Designの概要・できること・中小企業の発信担当者にとっての活用ポイントを詳しく解説します。

Claude Designとはどんなツールなのか

Claude Designは、テキストでの指示(プロンプト)を入力するだけで、プロトタイプ・スライド資料・WebページのデザインなどをAIが自動生成するツールです。デザインを「作る」のではなく、「言葉で依頼する」感覚で使えるのが最大の特徴です。

Anthropic Labsが2026年4月に公開した実験的製品

Claude Designは、AIのClaude(クロード)を開発するAnthropicが、「Anthropic Labs(アンソロピック・ラボズ)」という実験的プロダクト部門から公開したツールです。

Anthropic Labsとは、Anthropic社が2026年1月に立ち上げた新機能の実験・開発組織のことです。製品として本格リリースされる前の「試作品」段階のプロダクトを、早期ユーザーと一緒に磨いていく役割を担っています。

Claude DesignはClaude Opus 4.7をベースに作られており、最大2576ピクセルの高解像度画像処理にも対応しています。現在は「リサーチプレビュー」として段階的に提供中で、Claude Pro・Max・Team・Enterpriseのいずれかのプランに加入しているユーザーが利用できます。

図解:Claude Designインターフェース構成
Claude Design
チャット
YOU シンプルなダッシュボードのデザインを作って
CLAUDE かしこまりました。右のキャンバスに生成しています…
YOU グラフをライトグリーン基調にして
プロンプトを入力…
キャンバス
月次レポート Dashboard / Overview
USERS 1,284
REVENUE ¥98K
GROWTH +24%
左のチャット欄にプロンプトを入力すると、右のキャンバスにデザインが即時生成される

Claude Designで具体的に何が作れるのか

Claude Designで生成できる主なコンテンツは次のとおりです。

プロトタイプ(システムやWebサイトの試作品)・スライド資料・ランディングページ(特定の商品やサービスを紹介する縦長のWebページ)・サービス紹介の1枚資料(ワンページャー)・マーケティング素材などが代表的です。

Claude Designは、会話しながらデザイン案・プロトタイプ・スライド・1枚資料・LP案などを作れるAnthropicの新機能で、Claude Opus 4.7を基盤としたリサーチプレビューとして提供されています。

出力形式も柔軟で、PDF・URL・PPTX(PowerPoint形式)・HTMLといった複数の形式に対応。Canva(キャンバ)への直接転送もできるため、Canvaで細部を調整する使い方も可能です。

以下の一覧を参考に、自社の発信作業のどの部分に活用できるかを確認してみましょう。

CLAUDE DESIGN 作れるコンテンツと出力形式の対応一覧
コンテンツ種類 主な出力形式 主な活用シーン
スライド資料 提案書・ピッチデック PPTX PDF Canva 社内提案・営業商談
ランディングページ 縦長の紹介ページ HTML URL共有 商品・サービス紹介
サービス紹介1枚資料 ワンページャー PDF PPTX Canva 顧客への配布資料
プロトタイプ 試作品・モックアップ HTML URL共有 Web/アプリの試作
マーケティング素材 広告・告知用素材 PDF HTML Canva SNS投稿・広告制作
※ Claude Designはリサーチプレビューとして提供されており、Claude Pro/Max/Team/Enterpriseプランの加入者が利用可能です。Canvaへのエクスポートにより、生成後の細部調整も同じワークフロー内で行えます。

デザインスキルがなくても使える理由

Claude Designが非デザイナーに向けて設計されている理由は、「言葉で伝えるだけでいい」という操作のシンプルさにあります。デザインの専門知識がなくても、作りたいものを文章で説明すれば、AIが最初の叩き台を生成してくれます。

テキスト入力だけでデザインが完成する仕組み

Claude Designは会話ベースで指示を出すだけで、スライド・ワイヤーフレーム・ランディングページ・プロトタイプなどを一気通貫で生成できます。

操作の流れはシンプルです。「商品の説明ページを作りたい。ターゲットは30代の女性で、清潔感のあるデザインにしてほしい」といった文章を入力するだけで、AIが自動的にデザイン案を生成します。

生成後は、「ヒーロー画像を追加して」「価格の部分を目立たせて」といったテキスト指示や、インラインコメント(直接デザイン上に書き込む形式のコメント)で細部を調整できます。ShiftBの公式記事(2026年4月)によると、受講生が実際にClaude Designで挑戦した事例では、合計35分でランディングページを本番稼働させることができました。

既存のツールと連携して完成度を高められる

Claude Designは、他のツールとの連携を前提に設計されています。FigmaやCanvaを「完全に置き換えるもの」ではなく、「最初の叩き台をAIに作らせて、仕上げは既存ツールで行う」という使い方が現実的です。

公式発表では、Canva・PDF・PPTX・HTMLなどへの出力導線が示されており、Claudeで初稿を作り、Canvaで編集・共有・公開へ進める流れが用意されています。

つまり、これまでのデザインワークフローを根本から変えるのではなく、「ゼロから作る」という最も時間のかかる工程をAIに任せられるようになります。

AI同士が連携して実装まで完結できる

Claude Designは、同じくAnthropicが提供するAIコーディングツール「Claude Code(クロード・コード)」とシームレスに連携します。UIの設計が完了すると、Claude Designが実装に必要な全要素をパッケージ化し、単一の指示を出すだけでClaude Codeへと引き渡し、本番コードへの実装まで移行できます。

デザインから実装まで、一つの流れで完結できる仕組みは、エンジニアや開発者がいない小規模な企業にとっても大きなメリットになります。

中小企業の発信担当者が得られる3つのメリット

Claude Designの活用によって、中小企業の発信担当者が特に恩恵を受けやすいポイントが3つあります。デザイン外注の削減・スピード感のある情報発信・社内制作力の底上げです。

提案資料・SNS素材を社内で完結させられる

これまでデザイン作業を外部のデザイナーやデザイン会社に依頼していた企業にとって、Claude Designは「インハウス化(社内での内製化)」を後押しするツールです。

Claude DesignはFigmaを使ったことがない担当者でも、プロンプト入力からCanvaへの転送・デプロイまでを短時間で完結できます。

提案書のたたき台、Webページの初稿、SNS用バナーのデザイン案など、「外注するほどではないが自分では作れない」という悩みをカバーします。外注コストの削減だけでなく、修正対応のスピードも大幅に上がります。

「発信の仕組み」として継続的に活用できる

一時的なバズよりも、長期的に価値を積み重ねる「蓄積型発信」の観点からも、Claude Designは活用しやすいツールです。

毎月の事例紹介コンテンツ・定期セミナーの告知LP・サービス改訂時の資料更新など、繰り返し発生するデザイン作業をAIで効率化することで、発信の継続性が高まります。「作るのが大変だから後回し」になりがちな素材制作を仕組み化できます。

Claude Designを使った発信ワークフロー
アイデアから公開までの4ステップ
STEP 01
01
アイデア・文章作成
伝えたい内容を
言葉にまとめる
STEP 02
02
Claude Designで
デザイン生成
AIにイメージを伝え
ビジュアル化
STEP 03
03
Canva等で
細部調整
ブランドに合わせ
微調整する
STEP 04
04
SNS・Web・
資料として公開
蓄積型発信の
素材として活用

デザイン品質のばらつきを抑えられる

非デザイナーが資料を作ると、色使いや余白のバランスがバラバラになることは珍しくありません。Claude Designには、企業のブランドカラーやフォントなどを学習させる「デザインシステム」機能があります。

Claude Opus 4.7は、配色バランスの崩れ・余白の詰まりすぎ・タイポグラフィの階層のバラつきといった非デザイナーが陥りやすい問題を自動で回避してくれます。

ブランドの一貫性を保ちながら、複数の担当者が資料を作れるようになるのは、組織としての発信力を高めるうえで重要なポイントです。

料金と使い始め方

Claude Designはすでに有料プランを契約している方であれば、追加料金なしですぐに試せます。まず小さく使ってみることが、活用の第一歩です。

対象プランと料金の目安

Claude Designは無料プランでは利用できず、Claude Pro・Max・Team・Enterpriseのいずれかのプランが必要です。既存の使用量枠を共有する形で利用でき、追加料金は発生しません。

個人での利用を試したい場合は、Claude Proプラン(月額20ドル、約3,000円)が出発点になります。チームでの共同編集やデザインシステムの共有が必要な場合は、Teamプランへの移行が選択肢になります。

なお、Enterprise(大企業向けプラン)では初期状態でClaude Designが無効化されているため、組織の管理者が設定画面で有効化する必要があります。

アクセス方法と基本的な使い方

Claude Designへのアクセスは「claude.ai/design」にアクセスするだけで利用を始められます。新規プロジェクトを作成し、プロンプトを入力するとすぐに使用できます。

基本的な使い方の流れは次のとおりです。

  1. claude.ai/designにアクセスし、新規プロジェクトを作成する
  2. 作りたいものをテキストで入力する(日本語でも対応可)
  3. 生成されたデザイン案を確認し、修正したい箇所を追加指示する
  4. 完成したデザインをPDF・PPTX・HTML等でダウンロードする

英語の指示の方が精度が高い傾向があるため、具体的なキーワードは英語を混在させると良い結果が出やすいという報告もあります。日本語だけでも動作しますが、品質にこだわる場合は「hero section を追加」のように一部英語を混ぜる工夫が有効です。

まとめ

Claude Designは、「デザインスキルがない」という壁を取り除くために設計されたAIツールです。プロンプトを入力するだけでスライド・LP・マーケティング素材を生成でき、中小企業の発信担当者でも社内で質の高いビジュアルコンテンツを制作できるようになります。

外注していたデザイン作業の内製化、発信素材の制作スピード向上、ブランドの一貫性の担保——これらは、継続的に情報発信を続けるための仕組み作りにつながります。

現在はリサーチプレビュー段階のため、機能や品質が改善途上の部分もありますが、Claude ProやMaxのプランを契約中であれば追加費用なしで試せます。まずは社内の提案資料やSNS素材の初稿作成から、小さく使い始めてみることをおすすめします。

よくある質問

Q. Claude Designはデザインの知識がない人でも使えますか? A. はい、デザインの専門知識がなくても使えます。作りたいものをテキストで説明するだけで、AIがデザイン案を生成します。修正もテキスト指示で対応できるため、Figmaなどのデザインツールの使用経験は不要です。

Q. Claude Designは日本語に対応していますか? A. 日本語のプロンプトに対応しており、日本語テキストを含むデザインも生成できます。ただし、英語のキーワードを混ぜると生成精度が上がる傾向があるため、慣れてきたら試してみましょう。

Q. 作ったデザインはどのような形式で保存・利用できますか? A. PDF・URL・PPTX(PowerPoint形式)・HTMLなど複数の形式で出力できます。Canvaへの直接転送にも対応しており、Canvaで細部を調整して公開する使い方も可能です。

Q. 現在利用中のCanvaやFigmaから乗り換える必要がありますか? A. 乗り換えは不要です。Claude Designは既存ツールの「代替」ではなく、「初稿を素早く作るための入口」として活用するのが現実的な使い方です。初稿をClaude Designで作り、仕上げをCanvaやFigmaで行う補完的な役割として位置付けるとよいでしょう。

Q. 料金はいくらかかりますか? A. Claude Pro・Max・Team・Enterpriseの各プランに含まれており、追加料金は発生しません。Claude Proは月額20ドル(約3,000円)から利用でき、既存の契約プランがあればすぐに試せます。ただし、各プランの使用量枠を共有する形のため、利用頻度が高い場合は上位プランへの変更も選択肢になります。無料プランでは利用できません。

【参考資料】

公式情報

関連記事

この記事は役に立ちましたか?
この記事で新しい気づきがあったら❤️で教えてくださいね!

関連記事